5/29/2012

No rain, no rainbow.

今年は春一番が吹かなかった。

「春一番」は、気象庁が定めた幾つかの認定条件をクリアすると認められる。
立春から春分の間で、南からの風、風速〜(忘れた)m以上、前日より気温が高い…などなど。これらを全て満たした風が春一番と言われる。
それが今年は、条件を2〜3個満たしたものはあるのだけれど全ては満たさず、結果的に「2012年は春一番吹きませんでした。」となったらしい。

この春一番なしの年は、今までも何度かあったのだけれど、異常気象が観測されることが多いのだとか。
思い返してみれば今年は既に竜巻あり、アラレあり、そして昨日と今日は激しい夕立。なにかがおかしいぞ、日本。亜熱帯気候に突入したのではと思ってしまう天気が続く。東京の街には緑色の野生インコもたくさんいるし。

でも、昨日はそんな夕立のおかげで素晴らしいものが見れた。虹だ。
今朝の朝日新聞の一面にも大きく写真が掲載されていた。つい先日開業した東京スカイツリーと虹の写真。

写真を取り囲む記事には、原発問題の対応を巡る政治家の話や、欧州危機、地震、増税といったような気の沈むような内容のものばかり。
でも、雨が降った時に、「あー雨だ。嫌になっちゃうな。」って思ったり愚痴ったりするだけではなく、
「雨が降って涼しくなるかも。」
「綺麗な夕焼けを拝めそう。」
「虹がかかるんじゃないかな。」
なんていうような、その後に起こりうるであろうプラスの面も考えて、楽しむことができたら人生はもっと楽しくなると思う。

朝日新聞の誌面作ってる頭の良い人なんかも、
「社会は、日本は、世界は様々な困難に直面しているけれど、それらにはきっと理由がある。乗り越えれば必ず明るい未来がある。」
そんなメッセージを暗に示したくて、この写真を大きく一面に掲載したのではないかな、なんて思ったり。

ハワイの諺と、友達のメッセージがふと頭をよぎった。
"No rain, no rainbow. Every hardship comes by for a reason. "




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