3月26日付けの日経新聞、春秋より。
別れは惜しむべきことではあるけれど、悲しむだけのことでもない。
今日は早稲田大学理工学部の卒業式。みんな、卒業おめでとう!
春は別れの季節である。一緒に過ごした時間が長いほど、別離の寂しさは大きい相手が人ではなく、物であっても、その気持に変わりはあるまい。大正11年の改行から90年間走り続けた長野電鉄の屋代線が、3月末で廃線となる。
(中略、廃線となる屋代線を笑顔で別れ惜しむ人のエピソードと、 廃線後も世界の何処かで活躍する可能性があるという話。ブエノスアイレスで走る昔の赤色の丸の内線の車両のように。)
別れの悲しさとは、自分勝手な感情かもしれない。世が移れば、電車は巡りめぐって別の場所で役割を果たす。人間だって同じはずだ。自分の価値が高まる場所を見つけるのが、一番の幸せだろう。卒業や転勤で涙がでるのは仕方ない。さようなら。ありがとう。ほかの言葉は、そっと胸にしまいたい。別れがあれば出会いもある。
別れは惜しむべきことではあるけれど、悲しむだけのことでもない。
今日は早稲田大学理工学部の卒業式。みんな、卒業おめでとう!
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