3/17/2012

場所はいつも旅先だった

友人にプレゼントしようと思って、その前にもう一度読み返した。
"場所はいつも旅先だった" 松浦弥太郎
"遠い国へ行くことだけが旅ではない。旅とは物理的なものではなく、あくまでも精神的なものである。家にいようと、近所にいようと、ちょっとした工夫や心の持ちようで、自分だけの有意義な旅を作ることができる。"
"旅とは、自分自身を見つめる精神的行為であり、自分自身へと立ち返る行為である。要するに、独りになり、自分を取り戻すことが、旅の真意なのだ。ちなみに観光と旅は別ものである。"
"僕が好む単純な食生活とは、最低か最高そのどちらかの食事である。「プラザホテル」や「サラベス・キッチン」の朝食は最高であろう。我が家のトースト一枚、コーヒー一杯の朝食は、言ってみれば最低であろう。しかしどちらも僕にとってはうまいのである。一番まずいのは、そのどちらでもない中途半端な食事である。値段も味も中途半端というのが僕は一番気に入らないのだ。世の中には食事だけでなく、あらゆるものに対して中途半端なものが多すぎると思う。僕は最低の中から最高を見つけたい。もしくは最高をもって最低を知りたい。それはもちろん衣食住すべてにおいてである。中流意識が高い世の中と言われているが、自分が中流であると思うことほど、不幸な人生はないとわからないのが不思議である。 
最低で最高、そして「乞食王子」な暮らし。これが僕の生き方であろうと思う。 "

松浦弥太郎さんの生き方や考え方にはすごく共感する部分が多い。
今日もていねいに生きよう。

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