11/04/2012

秋はなんとなく人恋しくなる。

なんとなく人恋しくなる。そんな季節、秋。


東京ではコートやジャケットを着飾る人々、「少し気が早いんじゃない?」とつぶやいてしまいたくなるけれど、マフラーや手袋を着けた人もちらほら見かける。
夏の陽気は人を大胆にさせ、露出も増えて、官能的・肉体的にに人の感性を刺激する。その後に続く秋の涼しさは、触れられる部分、目に見える身体が少なくなるせいか、誰かと心を通わせたくさせる。街を歩くと、肩を寄せ合い穏やかな笑顔を交わす人をたくさんみかける。文化の日、大学祭、デザイナーズウィーク、読書週間…そんな夏とは違った文化的・精神的な行事が集中する。いい季節だなぁ…と、朝眼が覚めて、青く澄み渡る空を仰ぎ見る度に思う。


昨日、父母に連れられて初めて高尾山に行って来た。
最近は登山がブームらしく、お洒落なマウンテンパーカーにマウンテンブーツを履いた僕と同年代の人が多くて、登山と言うよりは観光地へ赴いたような心地であったけれど、久々にそんな人ごみを経験したからなんだか楽しい。少し気の早い木々が紅葉を始めており、カラフルな山ガールの格好と山の景色とを交互に見ながらの、のんびりとした登山(というより、散歩)であった。いいなぁと思ったのは、あれだけたくさん人がいたのにゴミが全く落ちていなかったこと。小さな子供連れの家族がたくさんいて、雰囲気がやんわりとしていたこと。「紅葉と楓の違い」「ももんがとムササビの違い」といったような小さな発見があったこと。


10/27~11/9は2012年読書週間。
読みたい本をリストアップしてがっつりと図書館から借りて、父の本棚から何冊か本を拝借して、本漬けの日々にする予定だった。机の上には本の山。しかし、イベントや食事会、気の早い忘年会のような飲み会、社会人になった友達との久々のご飯といった機会がたまたま多く、まったく消化できていない。
特に決まったゴールがない、誰が、いつ、どんな話をしても自由である飲み会での雑談も楽しい。それでも、客商売をしているわけでも社会人では参加必須のお付き合いの飲み会をしなければならない立場ではないのだから、会いたいと思う人にだけ会って、会いたくない人にはなるべく会わずにすませる。1人になって、あるいは大事なひとと2人で、本と向き合ったり少し深い話をする。この季節はそんなささやかな贅沢をしてみてもいいんじゃないかなぁと思ったりもする。


朝のランニングの時に、最近はラジオを聞きながらのんびりと空気をめいいっぱい吸いながら走るのだけれど、選曲やその中の歌詞なんかが本当に自分の気持ちやツボにはまって嬉しくなったりする。
この前流れたのが、Des'reeの"You Gotta Be"。
歌詞の一部を引用。
Herald what your mother said Readin' the books your father read Try to solve the puzzles in your own sweet time 
母親が言っていたことを伝えて
父親が読んでいた本を読んで
そして、好きなだけ時間をかけられるときにしっかり考えてパズルを解こう
秋にするべきことって、この歌詞にある言葉に全て集約されている。そんな気がする。
その日は終日この曲をリピートしながら研究したり、本を読んだり。明日はどんな曲が流れるのか。楽しみ。おやすみ。







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