6/09/2011

Crossing American Continent: Day3

電車でアメリカ大陸を横断する。3日目。
昨日よりも、さらに寝付きが悪かった。眠っては起き、起きては眠り。
浅い眠りの中で何度も何度も夢をみたけれど、忘れてしまった。楽しい夢だったと思う。




留学に来た直後に自転車で転んで2年間使っていた愛用の腕時計を壊してしまってから、新しい物を買ってない。さらに、時計がわりに使っていたiPodも、この前ヨセミテにキャンプに行ったときに濡れて壊れてしまった。
だから、時間間隔がまったくわからない。でも構わない。今日の夕方頃には、最初の目的地であるシカゴに到着する。それだけわかっていれば十分。

電車の中で出来ることといえば、本を読み、景色を眺め、パソコンを開き文章を書いて、昼寝をして、また本を読む。この繰り返し。
On The Roadの語り手が、San Franciscoに到着した。全く、僕と逆の道を辿っている。見慣れたMarket St.、Sausalitoという言葉を目にするたびにあの街が恋しくなる。
本当に良い街だった。こうやって電車の車窓から見える他の街と比べてみても、San Franciscoは、アメリカにあってアメリカらしくなく、その時代の最先端のサブカルチャーを吸収して、その独特さと多様性を保っている。
いつかまた戻ってきたいと心から思える街だ。

夜の間にネブラスカ州を越え、アイオワ州をゆっくり進み、ついにシカゴのあるイリノイ州に入った。
アイオワとイリノイの間には、かの有名なミシシッピ川がある。小学校、中学校の社会の授業で何度も聞いた、大好きなトム・ソーヤーの冒険にもでてくるあの大河だ。流域面積は国土の3分の1に及び、その全長は約3780キロ。
ミシシッピ川は、赤褐色に濁り、窓からみえる景色ではそれが動いてるのか、止まってるのか、わからないほどゆっくりと流れていく。


そして、夕方5時、予定より3時間遅れて(苦笑)シカゴに到着。
プラットフォームに降りてた瞬間に、驚愕した。暑い。
夕方も近いというのにものすごい暑さ、サンフランシスコでは経験しなかった湿度のある暑さにいきなりやられた。
歩くだけで汗が出る(多分に大量の荷物を抱えていたからという理由も考えられるが)というのは久々の経験だった。

ともかく、55時間の電車旅を終えて、最初の目的地であるシカゴについたというそのことが嬉しかった。
その日はその後、Amtrak内で仲良くなった友人たちと名物であるシカゴピザを頬張り、ホステルに戻り爆睡した。

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