自分が参加していた震災地への義援金ボランティア活動で集まった募金を、日本の総領事館に持っていった。
活動代表の友人が電話でアポイントメントをとったら、以前に面識のあった猪俣総領事に直接お会いしてお渡しするように手配していただけた。
震災後に、負の情報のみが海を超えてパソコンのディスプレイ越しに延々と映しだされていた。
そんな状況に、なにもせずにいられずに3人の留学生が思いつきで始めたこの募金活動。
正直、僕は全くもって手助けすることができなかったけれど、先導して代表を努めてくれた友人、募金に協力してくれたサンフランシスコ市内の日系レストランのオーナーの方々、
そしてもちろん募金をしてくれたSan Francisco市民の皆様に、心から感謝したい。
猪俣総領事に直接お渡しするという形で、この募金活動は最高な形で終ることが出来た。
けれど、復興活動に終わりはない。これから何十年も続く、長期戦だ。
領事館で募金活動に関する話が終了した後、現地で調査員として働かれている方から新たな復興支援のお誘いを頂けた。
実際にNPOや法人を立ち上げるということまで話に出ているプロジェクト。
とても魅力的なアイデアで、帰国後はこの活動にかなり身を置くことになるかもしれない。
復興活動の最大の敵は、風評被害でも憎しみでもなく、無関心だ。
これからも続く復興活動に参加することはできなくても、常に情報を追い続け、現在の復興ステージを知り、関心を持ち続け、忘れる事のないようにしていきたい。
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