本当に多様なバックグラウンドを持った同年代と交流することができそう。2週間のインターンシップの初日を終えたばかりであるけれど、すごくたくさん頭を使い、緊張してヘトヘトに疲れ、楽しく苦しく成長することができそうである。
インターネット広告会社のインターンであるため、与えられた課題のルールには以下のようなものがある。
1.ネットを基軸としたプロモーション企画とすること『ネット』というキーワード。
僕たちはデジタルネイティブ世代と呼ばれ、物心がついたときから身の回りにはインターネットが存在している。(あるいは、僕の年齢がちょうどその狭間であると思う。僕が小学校低学年の時に、我が家では初めてインターネットを使い始めた記憶がある。)
インターネットにより、様々な産業の姿や人々の生活のあり方が変化した。「変化した」というけれど、インターネットと一緒に成長してきた僕達デジタルネイティブ世代は、その変化する前を知らないがゆえにあまりピンと来ることなく、「あーそっか、インターネットで世の中便利になったんだなー」ぐらいの意識でしかないと思う。
しかし、やはり『ネット』は様々な新しいものを作り上げ、そして同時に様々な古いものを破壊している。
現在全盛を向かえている『Social Media』によって僕たちは、コミュニティを介することなく気になる誰かと直接つながることができるようになった。以前書いたエントリー”心で新聞を読む”の中で引用した天野さんの言葉にあるように、現在開かれているオリンピックは「地球村の大運動会」、別名「史上初のソーシャリンピック」、すなわち国家というコミュニティ単位ではなくて、ひとりひとりのスポーツマンに僕達が注目できるようになったということ。
「直接アクセス型社会」の始まり。これにより人々のライフスタイルが多様化してより多くの情報を得ることができるようになった反面、それについてこれず孤立してしまう人々も増えてきている。ネット上でつながっている顔の思い出せない誰かからの「いいね!」は、あなたの隣にいるリアルな誰かの「いいね!」とは違う。そのことに気づかないでいると、人は、あるとき、ふと孤独に苛まれることになる。そこに襲いかかる情報と言うなの大津波。デジタルと言う名の海でしか生きられない人々は、アップアップで溺れてしまうだろう。
これから2週間は、『ネット』というキーワードに敏感になって、まるで空気のようにこの世界にはびこってしまったインターネットについて、それを利用してお金を作る企業側からも、デジタルネイティブ世代としても、色々と考えてみたい。
そんなことを考えた日の日経新聞朝刊の春秋が、まさしく『ネット』に関することであった。一部を抜粋。
”ネットが個人と世界を結び、仕事の形も変わっていく。2025年の働き方はどうなるか。(中略)個人が主役となり、ネットでつながり、ミニ起業家も増える。そんな時代には3種類の友人が大事になると提言する。
まず絶対に信頼できる小数の同士。次に、ちょっと意見を聞ける多種多様な知り合い。そして第3は自己再生のための仲間だそうだ。ネットを離れ、一緒に笑い、食事を共にし、リラックスできる相手が必要になる。かつては地元の知人や同僚、家族が自然にこの役割を果たしたが、これからは難しかろうと著者は見る。
ネット時代でも、いや、ネットが身近になるからこそ、夢や愚痴を語る気の置けない仲間が不可欠になる。ただしその仲間も、肌の会う土地に引っ越すなどの努力なしでは得られない、と著者。五輪が終わればお盆の季節。旧交を温めたり、気になる土地を訪れたり。自分の人生という協議に、時間と労力を投じる番だ”
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