日本にいた頃の僕は、とにかく忙しかった
いや、忙しい「ふり」をしていたと思う
理系で年間に50単位の授業を履修し、アルバイトを2つかけ持ちし、
サークルにも所属していて、その合間に留学の準備をする。
常に何かしらの予定が入っており忙しく移動し続けて、
たまの休日にもなにか予定を入れないと気が済まない
典型的な「何かをやっていないと無駄だと思ってしまう日本人」だった。
そして実際に本当に死ぬほど忙しいのかというとそうでもなく、
理系の勉強や仕事を、未解決な個人的な問題に直面するのを避ける理由にして
何も得ることのない日々のルーティーンワークを過ごしているだけ。
ある種のworkAholic。
時間には追われているが、自分自身が何かを追い求めているわけではない、
すごく薄っぺらい生き方だったと思う。
この「薄っぺらい」という表現、言い換えるなら「OnとOffの中間」
あるいは「常に弱ーいOn状態」とかそんな感じ。
メリハリのない生き方だ
ここアメリカで、アメリカ人の生活様を観ていて凄く気持よくまた羨ましいのが
彼らの中の「On」と「Off」の切り替えの速さと「Off」の時の楽しみ方だ。
Weekdayはとても集中して仕事や勉強をする。しかし一日中働くわけではなく、
適度に休息や趣味を取り入れて「Off」を作り、「On」の時の効率を上げている。
そして週末は、思いっきり「Off」を満喫する。
公園や海辺でのんびりしたり、スポーツをしたり、美味しい食事を食べにでかけて家で映画を見る。
彼らが余暇を満喫しているときには、勉強や仕事といったような言葉からは
すっかり解放されていると思う。
そうやって週末に英気を養い、また新しい週で充実した仕事をする。
「On」と「Off」のある人生
日本での僕の大学生活とは、全く対照的な生き方だ
どちらの生き方が良いとか悪いとかではないけれど
、今までメリハリのない生き方を無意識にしていた僕にとってこの「On」「Off」のスイッチの発見は凄く意味のあるものだった。
そして見よう見まねで自分の日々の中にメリハリを作ってみると、とても生産性が上がり
また日々感じるストレスも減ったように感じる。
さらには今まで僕が出会ってきた人の中で凄く魅力的だった人は、みんなこう言った生き方をしていた気がする
「On」と「Off」
人生を楽しむための、大事な大事なTipかもしれない。
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