2/14/2011

「On」と「Off」

日本にいた頃の僕は、とにかく忙しかった
いや、忙しい「ふり」をしていたと思う

理系で年間に50単位の授業を履修し、アルバイトを2つかけ持ちし、
サークルにも所属していて、その合間に留学の準備をする。
常に何かしらの予定が入っており忙しく移動し続けて、
たまの休日にもなにか予定を入れないと気が済まない
典型的な「何かをやっていないと無駄だと思ってしまう日本人」だった。

そして実際に本当に死ぬほど忙しいのかというとそうでもなく、
理系の勉強や仕事を、未解決な個人的な問題に直面するのを避ける理由にして
何も得ることのない日々のルーティーンワークを過ごしているだけ。
ある種のworkAholic。

時間には追われているが、自分自身が何かを追い求めているわけではない、
すごく薄っぺらい生き方だったと思う。

この「薄っぺらい」という表現、言い換えるなら「OnとOffの中間」
あるいは「常に弱ーいOn状態」とかそんな感じ。


メリハリのない生き方だ


ここアメリカで、アメリカ人の生活様を観ていて凄く気持よくまた羨ましいのが
彼らの中の「On」と「Off」の切り替えの速さと「Off」の時の楽しみ方だ。

Weekdayはとても集中して仕事や勉強をする。しかし一日中働くわけではなく、
適度に休息や趣味を取り入れて「Off」を作り、「On」の時の効率を上げている。
そして週末は、思いっきり「Off」を満喫する。
公園や海辺でのんびりしたり、スポーツをしたり、美味しい食事を食べにでかけて家で映画を見る。
彼らが余暇を満喫しているときには、勉強や仕事といったような言葉からは
すっかり解放されていると思う。
そうやって週末に英気を養い、また新しい週で充実した仕事をする。

「On」と「Off」のある人生

日本での僕の大学生活とは、全く対照的な生き方だ


どちらの生き方が良いとか悪いとかではないけれど
、今までメリハリのない生き方を無意識にしていた僕にとってこの「On」「Off」のスイッチの発見は凄く意味のあるものだった。

そして見よう見まねで自分の日々の中にメリハリを作ってみると、とても生産性が上がり
また日々感じるストレスも減ったように感じる。

さらには今まで僕が出会ってきた人の中で凄く魅力的だった人は、みんなこう言った生き方をしていた気がする


「On」と「Off」


人生を楽しむための、大事な大事なTipかもしれない。

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