涙をながすとき。
多くの場合は悲しい事が起きたときだけれど、本当に嬉しいことがあったときも。
とにかくあふれる感情が湧き出てきてしまった時に、横にいて、体に手を回してくれる。
そんなことが自然に出来る素敵な人になりたいと思った。
大好きな珈琲の傍らで起こった、毎日の小さな出来事。 アメリカはSan Franciscoで1年間生活をし、ヨーロッパを周遊。その後もフラッと気の向くままに。日本では定量的な学問に勤しむ傍らで、感覚的に生きることが大事だと思ってる。 考えたこと、感じたことの備忘録。
”美術以外の芸術分野にも、スペイン人はたくさんの天才を生んできた。何でなのか?まず、良くも悪くも自分勝手である。小学校で先生が「わかった人は手を挙げなさい」というと全員が挙げる。当ててみると、実は分かっていない。鬼ごっこをして捕まった子が「つかまっていない!」と強弁する。そのくせ、他人が本当に困ったり苦しんだりしていると、天使のように助けてくれたりもする。試しに、スペインの道で寝転んでみたら分かる。「どうしました?」と声がかかるだろう。日本なら親切な人が読んでくれた警察官が取り締まりに現れる。 ”
”欧米語で敬語があるのはスペイン語だけではあるまいか。つまり、自分勝手でありながら、他人に優しく、気配りと敬虔さがある。これが芸術表現を支える大きな心のもとではないだろうか。一見矛盾しているようでもあるが、芸術というのは、相反する二者を一つの中に昇華する仕事なのである。よく言われる、細心さと大胆さ、複雑にしてシンプル、男性的にして女性的、聖と俗、などなど。”
(The Asahi Shimbun GLOBE 2012年3月18日発刊 Artist's Eyeより)